ルノー・ゴーン社長:トルコ工場で新車生産を準備(Milliyet紙)
2006年09月30日付 Milliyet 紙
ルノー社長、カルロス・ゴーン氏は、ブルサにある工場にとても満足しており、ルノー・コミットメント2009と名付けた計画に、トルコも加わることを明らかにした。同氏は、新型(開発)への投資と併せて、ヨーロッパでの生産に向けて、より多くの関連部品を購入する準備をしていると述べた。
また、ブルサの工場へ頻繁に投資してきたこと、それを今後も続けていくと述べ、「トルコはとても競争力のある、有能な労働力を持っている。基盤施設もロジスティックスも非常に魅力的だと言わねばならない」と語った。「ルノー・コミットメント2009」において生産が計画されている、うち13種は完全に新しい26車種の一部が、トルコで生産されることは確定していると述べ、「新型車への準備を」とメッセージを送った。
トルコからより一層の部品調達を期待していると語ったゴーン氏は、「これらを他国にある我々の工場の製品にも使うつもりだ」と述べた。
「トルコのEU加盟は影響しない」
ゴーン氏は、トルコがEUに加わるかどうかは、自社の出資には影響しないと述べた。同氏は、次のように続けた:「EUに入ることも、また入らないことにも一定の効果がある。例えばEUに入ることは、あなた方(トルコ)にとっては高くつくかもしれない。なぜならアジアからの競争の前に苦しむことになり得るからだ。しかし我々にとっては何も変わりない。」
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( 翻訳者:林 奈緒子 )
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