バイカル共和人民党党首「レバノンへ兵を送れば一方の側につくことになる」(Milliyet紙)
2006年09月03日付 Milliyet 紙
共和人民党のバイカル党首は、レバノン情勢の主導権はイランとイスラエルが握っており、このことがトルコにとって非常に危険な分裂の糸口になりうる、と述べた。
バイカルは「トルコの7000万人の国民は、レバノンで衝突があった場合一方の側につくことになる。皆一緒になってイスラエルを嫌うか、ヒズブッラーの側につくことになる」と述べた。バイカルは、共和人民党はレバノン派兵に反対すると述べ、アンタリヤのローカル放送局であるARTテレビの「デリン・ダルガ」という番組で、次のように語った:
■「緊張が高まった」
「レバノン問題の陰にはパレスチナでの衝突が、表面には潜在的なイランをめぐる緊張関係がある。中東情勢は大きな緊張に向かって進んでいる。並みの、お決まりの軍事介入でこの緊張を解きほぐすことは不可能だろう。平和的な手段で問題を解決し得るような兆しは見えない。これまでの状況は、イランが核兵器問題において一貫した姿勢を貫いており、『誰も何もできやしない』と考えていることを示している」。
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( 翻訳者:松岡聡美 )
( 記事ID:3410 )