イラク赤新月社、ナースィリーヤ各地にオフィスを新設(サバーフ・ジャディード紙)
2006年08月30日付 al-Sabah al-Jadid 紙

■ ナースィリーヤ郡部に赤新月社の新たなオフィス

2006年08月30日付サバーフ・ジャディード紙(イラク)HPローカル面

【ナースィリーヤ:本紙記者】

 イラク赤新月社はナースィリーヤ県のリファーイー、シャトラ、スーク・アル=シュユーフ、ジャバーイシュの各郡に新たに4つの事務所を開設し、将来的には他の地域も網羅し、全ての市町村にボランティア基地を広げていくことを決定した。新たなセンターの任務は、赤新月社の責任者筋によれば、被災家族や避難民への救援業務を遂行し、また適宜実施される疾病予防接種キャンペーンやその他の活動に参加するための新規ボランティアを確保することである。赤新月社は男女ボランティアの訓練コースを開設し、さらに国際赤十字との連携による救急救護コースも開設する。このコースでは、救急救護、一般衛生、環境汚染、組織学の基本における理論的・実践的学習、また発育不良やコレラ、チフス、肺結核といった伝染病に関する学習、病院へあるいは病院からの患者搬送、人工呼吸の実習などが講義される。

 さらに高度な学習の集中的カリキュラムを充実させるほか、イラク赤新月社では、テロが原因で自宅から避難している家族への支援キャンペーンを当初から大規模かつ継続的に実施している。この活動では、テントや毛布、各種食料品、調理器具、その他日常生活に不可欠な品々など様々な支援物資を支給し、飲料水や燃料も供給している。上述の赤新月社責任者筋は、9000世帯に対して援助を実施し、避難民あるいは被災民が大半を占める1300世帯については更なる割当分を配布すると説明した。



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( 翻訳者:森本詩子 )
( 記事ID:3428 )