イスラエルのレバノン封鎖、現地時間午後6時に解除へ(アル・ナハール紙)
2006年09月07日付 Al-Nahar 紙
■ 56日間にわたるイスラエルのレバノン封鎖、今日午後6時に解除
2006年09月07日付アル=ナハール紙(レバノン)HP1面
【AFP、ロイター、AP】
イスラエルがレバノンに対して空および海からの封鎖を敷いてから56日後、また国連安保理決議第1701号に基づく停戦が発効してから24日後、アラブ諸国および国際社会から集中的な圧力がかけられた末に昨日、イスラエルのエフード・オルメルト首相は現地時間で今日の18時(グリニッヂ標準時で15時)に封鎖を解除すると発表した。アメリカのコンドリーザ・ライス国務長官および国連のアナン事務総長から、国連レバノン暫定軍(UNIFIL)の増強部隊はレバノンの港湾および空港の監視を担当する用意があるとの通達を受けての措置である。
オルメルト首相官房の声明によれば、封鎖解除の決定はライス長官とアナン事務総長が昨日の朝「エフード・オルメルト首相に対して、国際部隊はレバノンの港湾および空港の監視を担当する用意がある」と通達したことを受けてなされたものであり、「イスラエルはレバノンの港湾の統制が可能な拠点に国際部隊が展開することを前提に、現地時間で木曜日の18時(グリニッヂ標準時で15時)に同拠点から退去することを決定した」とのことである。また同声明によれば国際社会はこの数日間のうちに封鎖解除のための保証条件を提示し、「レバノン政府と国連はレバノン沿岸にドイツ海軍部隊が展開することで合意した。水曜日にはドイツの専門家が装備を整えてベイルート空港に到着する予定である」という。またアナン事務総長は「およそ2週間以内にドイツ海軍部隊が展開するまでは、イタリア・フランス・ギリシア海軍の部隊が国際部隊の指揮の下でレバノン沿岸の監視任務を担当する」と述べたとのことである。
(後略)
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( 翻訳者:森晋太郎 )
( 記事ID:3449 )