エジプトの出生率、2017年には1家族につき子ども2.1人に(アル・アハラーム紙)
2007年01月27日付 Al-Ahram 紙
■ 2017年には1家族につき子ども2.1人にまで出生率が低下
【ファールーク・アブドゥルマジード記者】
女性一人あたりが出産する子どもの数は、2012年末には2.4人に、2017年始めには2.1人にまで減少することが期待されている。この数字は保健・人口省が立てた2007~2012年人口・家族計画国家戦略に基づくものだ。
国家人口戦略計画および2005-2006年度の評議会の活動について議論するため国家人口評議会に出席したハーティム・アル=ガバリー保健・人口相は、この目標の達成には以下の4点が必要だと発言した。
1. 出産医療サービスのレベルアップと、家族計画サービスの充実
2. 少人数家族指向と出産医療サービスおよび家族計画の手段に対する需要の増加に向けた意識改革
3. 人口計画ガイドラインと社会全体の発展計画の結びつきの強化
4. 調査・評価機関の活性化
同相によれば、1点目は適切な時期と適切な価格を選択して質の高い家族計画の手段にアクセスできることを目的にしており、これによって出産可能年齢にある既婚女性のうち、家族計画を実践する人の率が2012年には68.5パーセントに達し、およそ1000万人にサービスが提供できるようになるという。また2点目を実現するには、望まない妊娠を避けるよう家族を説得し、出産医療サービスを利用する率を75パーセントにまで上げる努力の継続が必要である。
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( 翻訳者:山本薫 )
( 記事ID:10008 )