■ パリⅢ会議:支援に76億ドル拠出の約束
2007年01月26日付アル=ナハール紙(レバノン)HP1面
レバノンは昨日、あらゆる予想を上回る前例のない収穫を得た。パリⅢ会議は、会議の開催と同時に起こったベイルートでの大きな混乱について知らせが次々に届いたにもかかわらず、76億ドルを超えるレバノン支援の割り当てを決定して終了した。
サウジアラビアが11億ドルに相当する援助の提供を約束して多額の援助リストのトップを占め、アメリカが7億7000万ドル、IMFと世界銀行はそれぞれおよそ7億ドルの提供を約束した。
援助国・機関に援助額増額の「圧力」をかけることを自ら引き受けたフランスのジャック・シラク大統領は会議の終わりに際して、おおよその合計金額は76億ドルを少し超えており、フランスは5億ユーロを長期低利借款として提供することを発表した。
会議には34カ国および14の国際機関、団体が参加した。
会議の成果は財政および経済的な側面にとどまらず、政治的側面に到り、参加者はフアード・アル=セニョーラ首相の政府を支援することで全会一致し、レバノン人が対話によって和解し、外国の内政干渉を防ぐよう促した。
(後略)
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( 翻訳者:香取千晴 )
( 記事ID:10068 )