2006年の学生選抜試験で好成績を収めた私立の教育機関の中に、ニーデ、マニサ、アダパザル、オスマニイェ、コンヤなどの県の学校が初めて順位の中に名を連ね、周囲を驚かせている。
2006年の学生選抜試験(ÖSS、大学入学のための共通試験:訳者)で好成績をおさめた私立高校の順位リストの中で、ニーデ、マニサ、アダパザルをはじめとするアナトリア地方の多くの県がその存在感を示した。
外国語で授業をする私立高校の中ではイスタンブル、私立高校の中ではオスマニイェ、カフラマンマラシュ、アダパザル、私立理科高校のグループからはアンタリヤ、メルスィン、イズミル、コンヤなどの県の高校がそれぞれ注目を引く伸びを示した。これらの県内の私立高校は、今回のÖSSで大きく躍進した。
大学入試センター(ÖSYM)が冊子にまとめた中等教育機関ごとの2006年学生選抜試験結果のグラフからも、私立高校が成績を伸ばしていることが読み取れるという。この冊子では「11066」コードで私立理科高校、「11041」コードで外国語で授業をする私立高校、「11025」コードで私立高校のÖSSにおける結果が示されている
2006年のÖSSでは私立理科高校64校、外国語で授業をする私立高校236校、私立高校102校の生徒が試験に臨んだ。
好成績を残した高校の順位リストは、「ÖSS第二部の問題に解答し、4年制学部入学の前提条件である185点以上をとった学生の数」をもとに作成されている。
リストに載った私立の教育機関の中にはニーデ、オスマニイェ、アダパザル、ハタイ、ガーズィアンテプ、カフラマンマラシュ、シャンルウルファ、メルスィン、アンタリヤなどの県の高校も含まれていた。ニーデの私立スングルベイ高校は「理系・文系均等比重得点-2」の分野で私立高校の中で1位、「理系重視得点-2」では6位、「文系重視得点-2」では5位であった。
高校の種類別、「理系重視得点-2」、「文系重視得点-2」、「理系・文系均等比重得点-2」による上位10県は以下のとおり。
・私立普通高校:イスタンブル、オスマニイェ、カフラマンマラシュ、ブルサ、アダパザル、ニーデ、バルケスィル、ガーズィアンテプ、サカリヤ、マニサ
・外国語で授業をする私立高校:イスタンブル、エラズー、イズミル、マニサ、コヂャエリ、カフラマンマラシュ、エスキシェヒル、アイドゥン、ウシャク
・私立理科高校:アンタリヤ、メルスィン、イズミル、イスタンブル、アンカラ、マラトゥヤ、シャンルウルファ、コンヤ、アダナ、ブルサ、サムスン
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( 翻訳者:湯澤芙美 )
( 記事ID:10081 )