携帯電話各社、通信料の値下げ競争:利用者には実感薄く
2007年02月07日付 Zaman 紙
携帯電話会社間で長い間待たれてきた競争がようやく実を結んだ。各社がそれぞれの顧客を引きとめ、他方ライバル会社から新たな顧客を獲得するために、値下げ競争を始めたのだ。
テルスィム買収後長い間インフラ整備を行ってきたボーダフォンは、他国の顧客との通話を「同社携帯間通話」価格とすることを発表した。アヴェアは新たな料金プランを発表し、他者の携帯電話への通話を1分あたり25新クルシュ(約21.5円)に値下げした。〔国内業界最大手で〕3100万人の顧客を抱えるトゥルクセルは、同社携帯間の通話を1分あたり15新クルシュ(約12.9円)に値下げし、この競争に対抗した。
しかし消費者はこの値下げキャンペーンに不満だ。月に250新トルコリラ(約21518円)を携帯電話の通話料に費やしているアフメト・ドゥランは次のように不満を漏らしている。「どの料金プランを選ぼうと、月末に支払う料金は変わらない。価格がこんなに下がっているのなら、なぜいつも同じ料金を払っているのだろう。全く理解できない。」 ドゥランは、携帯電話会社の店舗で明確な説明がなかったと批判した。
他方で専門家は値下げキャンペーンの「詳細」を注意深く検討することを薦めている。安い通話料金は「携帯電話会社の提示するすべての条件を満たした場合」に限り認められるという点を強調している。
現地の新聞はこちら
( 翻訳者:宇野陽子 )
( 記事ID:10112 )