アルメニア総主教メスローブ2世への脅迫メール、発信元はディンクのものと同じ
2007年02月08日付 Radikal 紙

イスタンブル(県警の)情報・ネット犯罪部局は、フラント・ディンク氏に殺害前送信されたメールと同じアドレスから、トルコ・アルメニア総主教メスローブ2世に対しても脅迫メールが送信されたことを明らかにした。

トルコ・アルメニア総主教メスローブ2世は、「脅迫メールが届いたかどうか」という質問に答え、殺害、脅迫、侮辱、軽蔑など様々な内容を含むメールを受け取ったと述べた。総主教は、こうしたメールに関し警察に通報したと述べ、「私に届いたメールの一部はフラント・ディンク氏のパソコンに届いたものと同じだった。情報・ネット犯罪部が私の要請を受け、パソコンを調べた結果、フラント・ディンク氏に送られた脅迫メールと私のパソコンに届いた脅迫メールの送信元が同じであったことが明らかになったのだ」と語った。

さらに総主教は、「昨日の新聞で読んだが、オルハン・パムク氏、エトゥイェン・マフチュプヤン氏、そして私は、一部の人々によってまたも標的と見なされているだろう」と話した。

脅迫メールの件以降、警備員を増やし対策を講じたかという質問を受けた総主教は、トラブゾンの聖職者殺害事件の後、他の宗教指導者たちと同様に政府によって護衛を配置されたことを明らかにし、「最近の事件以降、特に対策はとられていない。護衛はつけられていたし、今も継続している。教会も厳重に警護されている」と述べた。

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( 翻訳者:上田悠里 )
( 記事ID:10125 )