【社会部】プレス・政府職員を訴追する特別検察庁の予審判事は、発行停止されたシャルグ紙の発行責任者に審問を行い、調書にある諸々の証拠に基づき彼を有罪であると認定した。
本紙裁判担当記者の報告によると、シャルグ紙発行責任者であったモハンマド・ラフマーニヤーン氏は、政府職員特別検察庁審問第四支部に出頭し、シャルグ紙の件について、ヤードガール予審判事と面談した。
ラフマニヤーン氏はこの事件について次のように述べた。「シャルグ紙に対して七件の告訴が提出されている。予審判事は上記の告訴についての審問の後、発行責任者に対して有罪の判断を下し、裁判所はうち最初の三件〔の審理〕をエスファンド月6日(西暦2月25日)に行うと決めた。しかし私としては、すべての告訴がまとめて審理されることを望んでいる」。
同氏はさらに次のように付け加えた。「検察庁は、シャルグ紙に対する起訴状を出し、本件を審理のために、モハンマド=レザー・サーレミー判事を裁判長とするテヘラン州刑事裁判所第76法廷に送ることになるだろう」。
なおシャルグ紙は、プレス監視委員会の告訴によって、発行停止となっている。
▼ アジア紙発行責任者、刑の執行のために出頭を命ぜられる
テヘラン一般検察庁執行第二支部は、刑務所への送致・服役のために、アジア紙のサーギー・バーゲリー二ヤー発行責任者に出頭を命じた。本紙司法担当記者の報告によると、アジア紙の編集長も、同紙発行責任者をめぐる一件の続きとして、政府職員特別検察庁による刑執行に立ち合い、刑事執行判事と面談した。
バーゲリーニヤー氏は、虚偽の内容を流布し、イスラーム共和国体制に敵対的なプロパガンダをした容疑により、最高裁判所による最終判決で六ヶ月の禁固刑を宣告されており、執行判事は彼を刑務所へ引き渡すため召喚した。しかしアジア紙編集長は刑の執行に立ち会った際、同紙発行責任者は健康状態が優れないとして、刑の猶予を求めた。
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( 翻訳者:井上貴恵 )
( 記事ID:10129 )