テキスタイル分野での受注、2007年は再びトルコに -中国・インドから奪還
2007年02月09日付 Yeni Safak 紙
テキスタイル分野において新たな中心地域である中国とインドに集中していた受注が、2007年にまたトルコへと再び戻ってくるだろう。
国務大臣キュルシャド・トゥズメンは、テキスタイルとコンフェクション業界にとって2007年はさらに活況が見込まれ、新しい受注契約がトルコに再び集中するだろうと述べた。CNRエキスポにおいて行われる第9回国際イスタンブルファッションフェア(IMF)の開会時に話したトゥズメンは、フェア開催に貢献した14の団体の活躍を賞賛した。
■中印に対して恐れを知らないトルコ
「世界の中心は明らかに変化しようとしている。この中心とは中印だ。中国とインドは新しい中心になっていく一方で、西側にあった中心がだんだん東側へと移動し始めた。そこでこの分野においてトルコが非常に重要な役割を担っている。ヨーロッパのフェアよりもっと大規模なフェアをトルコはやり遂げられる段階に来たのだ」
大臣はこのように語った。
■2006年はもっとも厳しい年だった
トゥズメン大臣は「2006年、テキスタイルは8%、コンフェクションは2%の上昇を見せただけにとどまった。もっとも厳しい年であった。2007年はもっとうまく行くであろう。2006年の受注は極東の国々や数カ国のアジアの国々へ移った。北アフリカ諸国の輸出は40%から50%の減少を見せたが、それにもかかわらず我々はもっと前進している。新しい受注がもう一度トルコに流れ始めている。なぜならトルコは短期間ですべての労働力を動員して流行にすばやく対応することで、自らの力を証明しているからだ。今年はあなたたちと共に千億ドルの輸出額にまで達することが出来ると信じている」と述べた。
■トルコには優先権がある
トルコ輸出業者協会(TIM)会長であるオウズ・サトゥジュは、ポルトガル人の有名なデザイナーであるファティマ・ロペズが世界に先駆けてイスタンブルで披露したコレクションを、パリでも披露することについて述べながら、「もうトルコは、イスタンブルは、トルコの流行産業は、国際的な意味において価値のあるコレクションを最初に見る権利がある」と述べた。サトゥジュ会長は、同業界が想像もできなかった段階に来ていることも強調した。イスタンブル繊維アパレル輸出協会(IHKIB)会長であるシュレイマン・オラクチュオールも、このような状況の下で真剣に取り組んだことで国際的な試みが初めて実現したのだと述べた。
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( 翻訳者:近岡由紀 )
( 記事ID:10132 )