ヌザイビンでアルメニア人のものと思われる集団墓地、調査へ
2007年02月10日付 Radikal 紙

トルコ歴史協会(TTK)会長のユスフ・ハラチオール氏は、ヌザイビンのクル村にある、アルメニア人のものとされる集団墓地を掘り起こすため、研究者に立ち会っていただきたいとの提言を行っていたが、スウェーデンから返答が来たことを明らかにした。
2006年12月11日、TTKが、ヌザイビンにあるとされる集団墓地を、西洋の歴史家やアルメニアからの研究者の立会いのもと掘り起こすとの通知を出していたことを、あらためて述べたハラチオール氏は、「スウェーデン・ソデルトーンズ大学のデビッド・ガウント教授から、1月に好意的な返答をいただいた」と話した。
ハラチオール氏は、ガウント教授らの調査団に調査地では自由に行動してもよいとの約束をしたという。またガウント教授に、「発掘ののち、墓地からでてきた出土品は、記者会見をして公にしてもらいたいとの申し入れを行った」とも述べたが、1月17日に送られたこの手紙に対しては、返事はまだ来ていないと語った。
かつてアルメニア人が住んでいたクル村で、3メートル四方の中に、何十もの骸骨が横たわる洞穴が見つかった。墓は、1915年に虐殺されたアルメニア人のものではないかとする主張が論議を呼んでいる。

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( 翻訳者:古瀬由加里 )
( 記事ID:10138 )