ギュル外相が先週アメリカへ交渉に赴いたのに続き、ヤシャル・ビュユクアヌト参謀総長も昨日アメリカを訪問した。
アメリカ軍統合参謀本部議長ペーター・ペイス氏の公式訪問者として迎えられ入国したビュユクアヌト参謀総長は、ディック・チェイニー副大統領とも面会する予定である。ビュユクアヌト参謀総長はワシントンで、両国の軍事問題と同時に、イラク問題、テロ組織PKK(クルド労働者党)、中東問題、アルメニア人虐殺否定処罰法案について等の交渉を行うと見込まれている。
ギュル外相は先週の訪問でアメリカ政府の高官に対して、アルメニア人虐殺否定処罰法案がアメリカ議会を通過した場合、両国の関係は崩れることを明言した。同様にビュユクアヌト参謀総長もこの問題を会談では強調することになるだろう。また、PKK、イラク、キルクークについての問題に対してトルコの取る姿勢を再び示すことにもなる。
2月14日はチェイニー副大統領、翌日には国防総省本部庁舎(ペンタゴン)でペイス大将、副防衛庁長官エリック・エデルマン、陸軍大将ピーター・シューメイカーと面会する予定である。
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( 翻訳者:堀ノ内夏子 )
( 記事ID:10153 )