欧州評議会、オジャラン再審請求を棄却
2007年02月15日付 Yeni Safak 紙

欧州評議会の決定機関である閣僚委員会は、オジャランの再審請求に関して、トルコは責任を果したと判断し、違反もなかったと結論付けた。欧州人権裁判所はアブドゥッラー・オジャランに関する決議を2003年に採択し、2005年に承認しているが、今回閣僚委員会事務局が準備した資料のなかで、その決議の適用について、審査の必要性はないという見解が強調された。
事務局は、オジャランの再審請求を棄却することを提案し、提案書を欧州評議会閣僚委員会に送った。閣僚たちは昨日行われた会議で、事務局の提案を受け入れつつ、トルコは責任を果していると指摘した。

欧州評議会閣僚委員会は、オジャランは容疑者ではなく有罪確定者であることを強調し、裁判所で行われた弁護は自白であると見なした。こうして、アブドゥッラー・オジャランの再審請求の書類は閉じられた。
一方で、約50人のPKKシンパは、オジャランに関する再審請求の書類が討議された2日間ずっと、欧州評議会の建物の前で抗議デモを行った。シンパたちのハンガーストライキが始まったことが伝えられた。欧州人権裁判所は、2005年にアブドゥッラー・オジャランは公正に裁判されなかったと判決を下した。しかしアンカラ第11重刑裁判所は、2006年5月5日に下した判決で、再審をしても決定は変わらないと述べ、この要求を棄却した。オジャランの弁護士は、欧州人権裁判所の判決が適用されないことは、公正な印象を損ねると主張し、閣僚委員会に抗議の陳情書を送った。
 

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( 翻訳者:佐藤淳也 )
( 記事ID:10186 )