米大統領、イランとシリアとヒズブッラーに警告
2007年01月30日付 Al-Nahar 紙

■ 米大統領、イランとシリアとヒズブッラーに警告する

2007年01月30日付アル=ナハール紙(レバノン)HP1面

【ワシントン:AFP、AP】

 アメリカのジョージ・ブッシュ大統領は昨日、最近のレバノンでの暴力行為に対し遺憾の意を示し、イランとシリアとヒズブッラーがレバノンの安定を揺るがせようと画策していることに関して「制裁を受ける」べきだとの見解を示した。

 ブッシュ大統領は声明の中で「レバノン国民が自由で主権を有し繁栄する国家の建設のためにレバノン政府を助けようとしているのにもかかわらず、シリアとイランとヒズブッラーはレバノン社会を動揺させている。...この無秩序を作り出している責任者たちは自らの行動について制裁を受けなければならない」と述べた。

 またブッシュ大統領は「レバノンの街頭で起きた流血の暴力行為でとても心を痛めた。この暴力行為がレバノンの合法的な指導者たちとその友人たちがパリに集まり、レバノンの平和と繁栄の未来の実現を確保するためにレバノンを支援しようとしている最中に起こったということは、さらに心配だ」「彼らの目的は明らかだ。ラフィーク・アル=ハリーリー元首相の暗殺に関する特別法廷が開設されるのを防ぐために、そしてヒズブッラーの武装解除を求める安全保障理事会の決議の完全な履行を防ぎ、民主的に選出されたレバノン政府を打倒するために暴力行為を生み出しているのだ」と述べた。

 レバノンの和平実現と発展のためのアメリカの援助は、議会で承認されれば6ヶ月以内に10億ドルに達すると見られる。ブッシュ大統領は「これはアメリカ国民のレバノンの将来への強力な支援と義務感を象徴している」と述べた。

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( 翻訳者:玉井葉子 )
( 記事ID:10191 )