【社会部】殉教者・献身者財団の霊園記念碑管理総局長は、「殉教者財団と内務省の間で締結された合意により、イラン国内の道路や広場に殉教者の彫像や肖像画、名前が飾られることとなった」と語った。
殉教者・献身者財団霊園記念碑管理総局長のモハンマドレザー・ゴルースィー氏は、さらに記者団に対し「先に述べた合意は、締結され、施行にために全ての州に通達が行くまで約1ヶ月かかった」と付け加えた。
また彼は、「殉教者の名を掲げ、彼らの彫像や肖像画を公共の道路や広場に設置することは、過去にも実施されたことがあるが、盛大なものとして計画されたことはなかった」と述べた。
同氏はさらに、「また今年からは、諸省庁は殉教者霊園の整備のために自らに割当てられた予算に関して、殉教者財団と協力することが出来るようになった」とした上で、これまで殉教者霊園の整備にあたり、石油省や電力省、ワクフ・慈善庁などが〔殉教者財団との〕協力を行ってきたことを明らかにした。
殉教者・献身者財団霊園記念碑管理総局長はまた、「国内には、22万基の殉教者の墓があり、そのうち現在までに、865箇所の霊園にある4万8765基の墓が整備済みである」と述べ、さらに「また、年末までには殉教者たちの墓の基礎作り、墓石の取り換え作業、ならびに〔殉教者たちの〕献身と殉教のシンボルの設置作業が完了するだろう」と指摘した。
同総局長は、殉教者の墓の整備費用は一基あたり80万トマン(約10万円)から150万トマン(約19万円)であるとし、「85年度の墓整備事業に割当てられた予算は、昨年に比べ、100%の伸びであった」と付け加えた。
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( 翻訳者:井上貴恵 )
( 記事ID:10230 )