エジプトのユネスコ大使「アル=アクサー・モスクでの発掘は国連決議違反だ」
2007年02月22日付 Al-Ahram 紙

■ エジプト、アル=アクサー・モスクでのイスラエルによる発掘は国連決議に違反すると強調

2007年02月22日付アル・アハラーム紙(エジプト)HPアラブ世界面

 昨日エジプト外務省で、ユネスコの執行委員会メンバー諸国の大使たちによる拡大会合が開催され、エジプトのユネスコ大使を務めるナーイラ・ジャバル国際機関担当外務大臣補佐官が議長を務めた。

 会合後、ナーイラ大使はアル=アクサー・モスクでのイスラエルによる発掘はユネスコ憲章および、エルサレムの法的・政治的地位を「占領地」と規定し占領当局が一方的に現状を変更することを認めないことを確認した国連決議、さらにはユネスコの枠組み内で署名された一連の協定に違反するものであり、同様に4つのジュネーブ条約への違反でもある、と強調した。

 アラブ諸国はこの問題の政治問題化を望むことなく、ユネスコ内部での対処を後押ししていく考えであるとナーイル大使は述べ、ユネスコの執行委員会に対して臨時セッションの早急な開催を呼びかけてアル=アクサー・モスクにおけるイスラエルの発掘作業の全容を調査する使節団を組織する決議を引き出すことや、エルサレム特別委員会の諸決議の履行を推進するといった手段をとる考えを示した。

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( 翻訳者:山本薫 )
( 記事ID:10232 )