エルドアン首相、キルクークに関するバルザーニ発言に不快感
2007年02月27日付 Zaman 紙

レジェプ・タイイプ・エルドアン首相は「キルクークはイラクの縮図であり、決して特定の民族のものではない」という談話を行った。
公正発展党中央執行委員会が党中央本部で開かれ、公正発展党党首のエルドアン首相は、閣議の後に同委員会に出席した。
会議室の入り口で新聞記者らが「バルザーニ氏が『キルクークはクルド人の都市である』と発言しましたが、これをどのように評価されますか」という質問をエルドアン首相に投げかけると、「このような事が今後話題になってはいけないし、彼が言ったことは間違っている」と話し、以下のように述べた。
「キルクークの歴史を詳細に調査し、その中心部や郊外を見るとどのような都市であるかは明らかである。キルクークはイラクの縮図であり、決して特定の民族のものではない。このような態度はイラクの将来にとって決して良いことではない。これは、イラクにおける平和、愛、同胞としての結束に影を落とすものであり、この問題に関する発言は大変な注意をもって行う必要があると私は考えている。」
また、「イラクを訪問するというニュースがありましたが、そのような予定はあるのでしょうか。もし訪問されるのなら、どなたと会うのでしょうか」という質問には、そのような予定はなく、考えもしていないと述べ、「おそらく実務方レベルではこういった試みがあるかもしれないが、大臣レベルでは話題には上らない」と話した。
記者たちから誕生日の祝福を受けたエルドアン首相は、「閣議でも誕生日のサプライズが行われたとの情報があります。サプライズは行われたのでしょうか」という質問に対して、「いや普通のお祝いですよ、ありがとう」と答えた。
さらに「奥さんは首相にどのようなプレゼントを購入されたのでしょうか」という質問には「プレゼントは今晩開けますよ。妻は私の誕生日に何もしないことはありませんので、何か準備をしたに違いありません」と話した。

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( 翻訳者:岩根匡宏 )
( 記事ID:10278 )