■ 爆発で20人死亡
■ チェイニー副大統領、アフガニスタンのバグラム米軍基地をねらった攻撃で命拾い
07年02月28日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面
【バグラム基地(アフガニスタン):諸通信社】
昨日アメリカのディック・チェイニー副大統領は、爆発物を載せた車によるアメリカ空軍基地をねらった自殺攻撃で命拾いした。この爆破は副大統領のアメリカ空軍基地訪問中に起こった。
アフガニスタン内務省は同攻撃によっておよそ20人が死亡し、多数が負傷したと述べた。一方でアメリカ軍は、基地の正門と施設内部のゲートの間で起こったこの爆発で、アメリカ軍兵士一名が死亡したと発表した。
この攻撃についてはアフガニスタンのターリバーン運動が、すでに実行声明を出している。
ホワイトハウスは副大統領の安否の確認を急ぎ、副大統領はいかなる被害も受けていなかったことを確認した。カーブルのアメリカ大使館情報筋は、チェイニー副大統領が同攻撃の後、カーブルでアフガニスタンのハーミド・カルザイ大統領と二時間の会合を行ったと明かした。
アフガニスタン内務省は、死亡したうちの15人は、基地内部で働くためにゲートで入場を待っていたアフガン人労働者だったと述べた。また複数の外国人が自殺攻撃の犠牲になったと指摘したが、彼らの国籍には言及しなかった。
またチェイニー副大統領の乗った飛行機は、先週日曜日にシンガポールにおいて、技術的な故障を起こしていた。
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( 翻訳者:平寛多朗 )
( 記事ID:10285 )