今年の総選挙でも「指へのインク塗り」は健在
2007年02月26日付 Yeni Safak 紙

二重投票を阻止する目的で選挙で使用されている「落ちない特殊なインク」は、今年行われる総選挙でも使われる。

高等選挙機構(YSK)は、今年11月4日に行われると発表された選挙で、二重投票や投票人のすり替えといった問題を防ぐ目的で「コンピュータアシスト有権者台帳システム」プロジェクトを進めてきた。
トルコ全体の4300万人の有権者(の情報)をコンピュータ上に記録するプロジェクトで、有権者は中央人口管理システム(MERNIS)との照合の上、国の身元確認番号に従ってシステムに登録された。
新しいシステムの稼動により、投票人の指にインクを塗る作業は中止されると発表されていた。

YSKはこの件を会議で検討した。その結果得られた決定では、第298号の選挙の基本規則および有権者台帳に関する法案が「票を行使する有権者の左手の人差し指が色落ちしない特殊なインクで塗られること」という条件を定めていること、ならびに同法によりこの特殊なインクを外国から購入するか国内で生産させるかということもYSKの任務の1つであることが確認された。

また、今日まで特殊なインクは概ね外国から購入されていたが、2004年3月28日の地方自治体首長・地方議会議員選挙で使用された落ちない特殊塗料は国内で供給され、保健省によって健康に害のないことが確認された後に実際に使われたことにも言及された。

YSKの決定では、二重投票を阻止する目的で今日まで総選挙で使われてきた、健康に害がなく少なくとも12時間塗った場所から色落ちしない特殊な塗料が、今年11月4日の日曜日に行われる総選挙で使用される目的で国内での生産も検討された場合、国家資材事務総局により購買されYSKに提供されることが決まったことが明らかにされた。

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( 翻訳者:穐山 昌弘 )
( 記事ID:10287 )