ギュル外相、エルドアン首相の大統領選立候補への支持を初めて明言
2007年02月28日付 Hurriyet 紙
アブドゥッラー・ギュル外相は昨日(27日)、アフガニスタンからトルコへ向う機内で大統領選立候補に関する質問に答え、アブデュラティフ・シェネル副首相の発言〔訳注:「最もよいのはタイイプ〔・エルドアン現首相〕氏が大統領、アブドゥッラー氏が首相になることだ」〕に関して次のように述べた。
■発言には時期尚早
「我々は我々の間できちんと話し合っています。正しいことは何であろうと一緒に行います。首相候補について発言するにはあまりに時期尚早です。まず大統領選を一緒に行いましょう。次に党、我々の組織、友人たちと共に首相候補を決めます。私は次の点についてのみ申し上げます。他の政党でみられたいさかいや衝突はわが党では存在しません。これは我々全員が証明しています。そもそも、我々が「トルコ政治に異なる路線を取り入れた」と発言するのは、このことを言っているのです。しかし何らかの理由で多くの人はこれを認めることができませんでした。なぜならあまりに信じがたいことだからです。トルコの政治では、政治家はいつも自分の個人的な望みのコストを国民に支払わせてきていました。個人的な衝突のため、指導部も非常に政治的に不安定でした。この被害はすべて国民が被ったのです。私は、わが政党ではこれがないと言えます。首相には私でも、他の人でも、全く名前が上がっていない人でもなりえます。党内で協議する日が来ます。そうなったら協議します。」
■耳元でささやく
本誌記者の「今期、外遊が多いようです。今後の長い政権でも、私たちは外相としてのギュル外相に同行させていただくことになるのでしょうか?」との質問に対し、ギュル外相はしばらく答えず笑いのまま終わった。この質問に外相は後で次のように答えた。「この質問には答えません。この質問に答えたら、あなたが欲しがっているスクープを与えることになってしまいますからね。しかしもう少ししたらあなたに耳打ちしますよ。」
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( 翻訳者:富田祐子 )
( 記事ID:10288 )