■ マシュアル氏:「エジプトがいなければ、メッカ合意は実現しなかった」
■ アブルゲイト外相はパレスチナ人に対し、誰か一者が決定を独占するような状況を許さないよう要求
2007年02月23日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面
昨日、エジプトのアフマド・アブルゲイト外務大臣は、モスクワへ向かう途中でカイロに降り立ったハマースのハーリド・マシュアル政治局長を歓迎した。アブルゲイト外相はマシュアル氏と、挙国一致政府の樹立にむけたファタハとハマース間のメッカ合意をはじめとする最新情勢ついてのエジプトの見解を振り返った。
マシュアル氏は、「メッカ合意はその実現へと導いたエジプトによる地ならしがなければ、実現していなかっただろう」と発表した。「合意の実行、パレスチナの人々に対する経済封鎖の終結、四カ国協議の進展支援におけるエジプトの役割は極めて重要だ」と述べたマシュアル氏は、「ハマースはパレスチナ人民にとっての最大の友好国であるエジプトと常に協調するよう努めている」と強調した。
アブルゲイト外相の側はパレスチナの人々に対し、どんな状況下にあっても、決定を誰か一人が支配するようなことは許さないよう求めた。
同様に、アラブ連盟のアムル・ムーサー事務局長もハーリド・マシュアル政治局長を歓迎し、挙国一致政府の樹立に向けた進展について協議した。
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( 翻訳者:河上直衣 )
( 記事ID:10292 )