■ ヴァルトナー欧州委員会対外関係・欧州近隣政策委員:「4年間でエジプトに5億5800万ユーロ」
■ 欧州連合はエジプトの保健と教育を継続的に支援
2007年02月27日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面
欧州連合は来る3月6日、新しい欧州近隣諸国政策についての特別作業計画を発表する。その目標は、欧州連合とエジプトを含む近隣諸国との協力関係の活性化と強化にある。
欧州委員会の対外関係・近隣政策を担当するベニータ・フェレロ=ヴァルトナー委員は、昨日ホスニー・ムバーラク大統領を迎えた直後に計画を公表し、「この計画はエジプトとの協力関係を強化するだろう」と述べつつ、欧州連合は今後4年間でエジプトに5億5800ユーロを提供する考えであることを指摘した。
また同委員は政治レベルでの関係について、「中東の重要な諸問題に関するムバーラク大統領の見解と、欧州連合がどのように和平努力の推進に寄与すべきかについて意見を傾聴した」と述べた。
一方、エジプトのアフマド・ナズィーフ首相は、特に人材開発とエネルギー政策の分野におけるエジプトと欧州連合の関係発展を呼びかけた。
ヴァルトナー委員は、昨日、同首相を歓迎する際に、欧州パートナーシップ協定の一環として特に教育と保健の両分野での、欧州連合からエジプトに対する支援提供の継続を確認した。
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( 翻訳者:鳥居洋介 )
( 記事ID:10325 )