日本によるイラク石油部門の援助
2007年02月28日付 al-Sabah al-Jadid 紙

■ 日本がナースィリーヤの油井に投資の意欲を示す

2007年02月28日付サバーフ・ジャディード紙(イラク)HP1面

【ナースィリーヤ:本紙】


 本紙が得た情報によると、日本がナースィリーヤ地方における油井への投資と、大規模な精油所の建設を行う意欲を示している。これは日本がイラクに約束した35億ドルに上る借款の活用法として構想されているものであり、日本側はこの借款を次期のイラク石油部門発展にあてると強調している。

石油省は日本からの借款について、油井と精油所の発展に関する省内計画を優先させる考えであることを観測筋が確認しており、この借款を利用してバスラの精油所を発展させてその生産能力を引き上げることに加え、石油製品輸出の今後の増加に対応できるようなフロート式の積出港を建設することなどが予定されている。

 日本の借款が利率と返済期限に関して幅のある柔軟性を特徴とすることは指摘に値する。たとえば日本側は返済期間を40年と定めており,これは高い利率と短い返済期限を求める他の借款には無かった利点である。

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( 翻訳者:垣平浩明 )
( 記事ID:10338 )