イギリスの経済誌『エコノミスト』は、132の都市で行った「生活物価」調査で、ノルウェーの首都オスロが最も高い都市と発表した。イスタンブルは53位だった。
生活費が最も高い都市が昨年はオスロとなり、2位に陥落した東京は、今年は5位と順位を下げた。今年2位に躍り出たのはパリで、3位はコペンハーゲン、4位はロンドンである。昨年48位だったイスタンブルは今年は53位と下がった。
ランキングでは、イランの首都テヘランが生活費が最も安い国とされた。テヘランに次いで、フィリピンの首都マニラ、インドの首都ムンバイが最も安い都市の2,3位となった。
また、安い都市の4分の1をラテンアメリカ地域が占め、最も経済的な地域となっている。
編集者のジョン・コープステイク氏によれば、調査では、世帯で消費される食物、燃料、エネルギーなどの消費財とともに、レストランの料金や電気料金も考慮されているという。同氏は、ヨーロッパ都市の物価高はユーロの強さによるところが大きいと述べている。
■物価の最も高い都市ベスト10
1位 オスロ(ノルウェー)
2位 パリ(フランス)
3位 コペンハーゲン(デンマーク)
4位 ロンドン(イギリス)
5位 東京(日本)
6位 大阪(日本)
7位 レイキャビク(アイスランド)
8位 チューリッヒ(スイス)
9位 フランクフルト(ドイツ)
10位 ヘルシンキ(フィンランド)
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53位 イスタンブル(トルコ)
132位 テヘラン(イラン)
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( 翻訳者:宇野陽子 )
( 記事ID:10342 )