アタテュルクを侮辱するビデオ映像が掲載された動画投稿サイト、YouTube（ユーチューブ）のホームページに対してとられたアクセス禁止措置は解除された。ユーチューブの幹部がトゥル・テレコムに侮辱的な内容の映像をサイト上から削除したことを伝えた。トゥルクテレコム側も検察にアクセス禁止措置の解除を求めた。検察官は当直裁判所に申し立てを行い、禁止措置の解除を要求した。イスタンブル当直第1簡易刑事裁判所も昨日発令したアクセス禁止命令を撤回した。

イスタンブル共和国検察局のメディア（担当）検事であるヌルテン・アルトゥンオクは、昨日アタテュルクを侮辱するビデオ映像に関する報道がマスコミに掲載されたことを受けて動き始めていた。イスタンブル警察治安支局に指示を出し、問題の映像を求めたアルトゥンオクは、送られてきたCDの内容を調査した後に当直裁判所にアクセスの禁止（措置の発令）を要求していた。イスタンブル当直第1簡易刑事裁判所も治安支部の送ってきたCDを調査する決定を承認し、ユーチューブへのアクセスの禁止要請を認めていた。裁判所は、トゥルクテレコムに文書でアクセス禁止命令の発動を通知していた。

これを受けてユーチューブの幹部は対応に乗り出した。同社幹部は、トゥルクテレコムを通してムスタファ・ケマル・アタテュルクおよびトルコ国旗に対し英語で侮辱的な内容の文章の書かれたビデオ映像を放映することを中止したと明らかにした。トゥルクテレコム側も状況を検察局に報告し、アクセス禁止措置の解除を要請した。アルトゥンオク検事は今日2度目の申し立てをした当直裁判所に、ユーチューブ幹部が必要な措置を講じたことを報告し、アクセス禁止措置を解除するよう求めた。裁判所は、要求に従って措置を撤回した。

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（ 翻訳者:穐山 昌弘 ）
（ 記事ID:10347 )