帽子はダメ、トルコ大国民議会傍聴席に入れなかった女性たち激怒
2007年03月08日付 Yeni Safak 紙

トルコ大国民議会(TBMM)本会議場において、3月8日の国際女性デーのために行われた特別集会を傍聴しに来た女性たちが、「帽子を取ってください」「拍手はしないでください」という警告に抗議した。本会議場で国際女性デーのための特別集会の最中、一部の女性は退出した。

女性たちの一人スナ・ゲルマンは、「帽子を被っていたことから本会議場に入れなかった。拍手をするなとも警告された。こんなことを禁止するなんておかしい。私は現代的トルコ人女性なのに」と話した。女性たちは国会の庭に出されると、共和人民党(CHP)のイスタンブル議員ギュルダル・オクトゥジュとともに記者会見を開いた。作家メルテム・アルカンは、「本会議場へ傍聴者としてスカーフを被った人々が入った。私たちは現代的なトルコ人女性でありながら、入ることができなかった」と語った。

■スカーフについて質問されると反発

記者会見ではある記者が、「スカーフを被った女性たちは大学に入れない。彼女たちに対する差別には抗議しましたか?」という質問を発したことに対し、女性たちは反感を示し、ミュジュガン・スヴェルは、「私たちはスカーフを被った女性たちが、プライベートな生活においてこの権利を持つことを願います。しかし公的な空間では(事情が)異なります」と答えた。

■国会内規によると?

傍聴者は、議会の会議中、自身に与えられた席で静粛に座っていなければならない。傍聴者は、傍聴中、承認・反対を表す言葉や拍手など、いかなる行動でもって自身の意向を反映することはできない。この規定に沿わない者は、警備職員によって直ちに退出させられる。



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( 翻訳者:上田悠里 )
( 記事ID:10350 )