公正発展党(AKP)本部での記者の自由な通行が禁止に
2007年03月10日付 Cumhuriyet 紙

首相府報道センターが新聞と新聞記者らについてそれぞれ調査し、彼らの政府に対する距離を明らかにしたことに続いて、公正発展党(AKP)本部の建物内への記者らの自由な出入りが禁止された。先週行われたAKPの中央執行委員会(MKYK)の会合の際、建物のいくつかの階に新聞記者がいるのを目にしたレジェプ・タイイプ・エルドアン首相が「なぜこの者たちが廊下を歩き回り、自由に振舞っているのか?私は廊下で記者を見たくはない」と発言したことが、今回の禁止に結びついた。

首相府報道センターは、どの新聞および記者が政府を支持し、またどの新聞および新聞記者が政府について批判的な記事を書いているのか、どの記者がエルドアン首相の遊説に同行した際、飲酒したかなどを報告書にまとめさせる中で、新聞記者らにAKP本部への出入り禁止令が出された。
新しいルールによると、党執行部メンバーへのインタビューを希望する記者は、まずアポイントを取り、来館したときは正面入口で身分証明書を預けて、来客者用カードを受け取ることになる。記者らが誰と会う予定なのかはメディア監視室に知らされ、メディア監視室から記者へ監視官が付けられる。記者はこの監視官同席のもとアポイントをとった人物の部屋へ行き、インタビューを行い、インタビュー終了後は他の階へ行くことは禁止される。

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( 翻訳者:林奈緒子 )
( 記事ID:10363 )