最高裁、「名誉殺人」の被告への無罪判決を支持
2007年03月14日付 Iran 紙
私はある親戚の一人を通じて、この男と知り合いました。この男は自分を、治安関係の上層部にいる人物であると名乗っておりました。彼は銃をチラつかせながら、どんな問題でも解決してやると、私に言ってました。
そこで親戚の一人が、私の夫が携帯電話の売人と問題を抱えていることを、この男に言うと、彼は10万トマーン〔約1万3千円〕くれれば、夫の問題を解決してやると、私にいってきました。
結局、私はこの男に騙されていました。ある晩、夫が自宅に不在だったとき、私はこの男との間に信頼関係が生まれたと思い、彼を自宅に入れました。ところが彼は私を脅迫し、私を暴行したのです。もちろん、抗議しました。しかし、彼は〔暴行のシーンを撮った〕ビデオを私に見せ、言われた通りにしなければ、このビデオをばらまくと、私を脅迫したのです。
私は自分の名誉に対する恐怖から、沈黙を続けました。その後何度か、この男の悪魔のような要求に従ってしまいました。しかしある日、私は夫と旅行に出かけた際、事実を彼に告白しました。
夫はこの事実を知るや、ナイフを購入し、男に連絡を取って家におびき寄せるよう、私に言いました。〔男が家に来た際〕夫は風呂場に潜んでいました。
シャフリーヴァル月8日火曜日の20時、男は私たちの家にのこのことやってきました。私が怯えた様子であるのをみて、男は不信感を抱き、銃をとりだし、私に「お前のダンナ、家にいるのか?」と詰め寄ってきました。
男は部屋中を探し回り、ついに風呂場の扉を開けました。男は私の夫を見つけるや、ライター銃〔おもちゃの銃のことか?〕を彼に突きつけました。私と夫は彼に襲いかかり、ナイフで何度も切りつけ、彼を殺害しました。
( 翻訳者:斎藤正道 )
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