公正発展党から、5人の大統領候補
2007年03月15日付 Radikal 紙

公正発展党(AKP)地方支部に送られたアンケートによって初めて、大統領候補者の名が明らかとなった。最初の質問は、「エルドアン首相が大統領候補となることをどう考えるか」というものだった。

レジェプ・タイイプ・エルドアン首相と公正発展党(AKP)執行部は、大統領選挙候補者選定に関し党地方幹部の見解を集め始めた。AKP本部が全支部の主要な幹部たちに送ったアンケートでは、始めに「エルドアン首相が大統領候補となることをどう考えるか」が問われた。エルドアンが候補とならない場合、代わりとなる人物としてはAKP党員である4人の名が挙げられ、いずれの候補者の妻もスカーフは被っていない。候補者は:国務大臣ベシル・アタライ、同じく国務大臣メフメト・アイドゥン、国防大臣ヴェジディ・ギョヌル、トルコ大国民議会(TBMM)司法委員会会長キョキサル・トプタン。4月半ばに始まる大統領選挙に関し、世論、党、TBMMの見解を収集することを明らかにしたエルドアン首相は公正発展党との協議を開始した。AKP幹部は大統領候補に関する諸質問から成るアンケートフォームを、アンケート会社を介し全国の支部に送った。アンケートの最初の設問は、「エルドアン首相が大統領候補となることをどう考えるか」であった。
他にもエルドアンが候補とならない可能性を踏まえ4択の設問が載せられた。AKP本部のアンケートにはエルドアン以外の候補者として、国務大臣ベシル・ギョヌル、メフメト・アイドゥン、国防大臣ヴェジディ・ギョヌル、そして中道右派の立場をとるAKP所属ゾングルダク選出議員、同時にTBMM司法委員会会長キョキサル・トプタンが名を連ねた。

■4候補者の妻はスカーフ非着用

4人の候補者の妻がいずれもスカーフを被っていないことについて、「エルドアン首相は自身が候補とならない場合、大統領候補として妻がスカーフを着用していない人物を推薦することを考えている」と説明された。大統領選アンケートでアブドゥッラー・ギュル外相、TBMM議長ビュレント・アルンチ、首相補佐アブドゥッラティフ・シェネル、メフメト・アリ・シャーヒンの名がなかったことが注目を集めた。

■短期間での回答を求める

このアンケートは、県党支部長、県党支部執行部メンバーや、郡党支部長、郡党支部執行部メンバー、党地方青年部部長、党地方青年部執行部メンバー、党地方婦人部部長、党地方婦人部執行部メンバー、そして各市党支部執行部メンバーに、専門のアンケート係による直接聞き取り方式で実施されることが明らかとなった。エルドアン首相はこのアンケートが短期間で回答され、結果が本部に伝えられるよう求めた。AKP本部は以前にも、20万人を対象に大統領候補者選びに関する質問を含んだアンケートを実施させていた。
AKPが専門会社に依頼したアンケートには、党組織に向けての設問も設けられていたことがわかった。党大会によって刷新された党地方支部の幹部たちの家族構成、経済状態、学歴、婚姻状況などが問われた。

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( 翻訳者:上田悠里 )
( 記事ID:10410 )