世界で最も経済力のある都市を明らかにした調査によれば、イスタンブルは1,330億ドルの国内総生産で、34位になった。プライスウォーターハウスクーパース(PWC)がまとめた「世界で最大の経済力を誇る都市はどこか、そして2020年にはどのように変遷するか」というタイトルの報告で、ランキングの100位までにイスタンブルとアンカラが入った。アンカラは420億ドルの国内総生産規模で94位に入った。イズミルは310億ドルの国内総生産規模で117位にとどまった。
イスタンブルに続く都市:イスタンブルの後塵を拝した都市は、次の通りである:ミラノ、ローマ(以上イタリア)、北京(中国)、ベルリン、ハンブルグ、ミュンヘン(以上ドイツ)、アテネ(ギリシャ)、チューリッヒ(スイス)、デンバー(アメリカ)、シンガポール、ムンバイ(インド)、ウィーン(オーストリア)、モントリオール(カナダ)、ストックホルム(スウェーデン)、テヘラン(イラン)、リヤド(サウジアラビア)。
東京が1位:日本の首都、東京が1兆1910億ドルでランキング1位になっている。アメリカの最大都市ニューヨークが1兆1,330億ドルで東京に続いている。これらの都市を、6,390億ドルでロサンゼルス、4,600億ドルでシカゴとパリ、4,520億ドルでロンドン、3,410億ドルで日本第二の都市大阪/神戸、3,150億ドルでメキシコシティ、3,120億ドルでフィラデルフィア、2,990億ドルでワシントンDCが続く。ランキング100位までにアメリカから23都市、ブラジルから5都市、イギリス、イタリア、中国、そしてインドからそれぞれ4都市、日本、ドイツ、カナダ、メキシコから3都市、フランス、ロシア、トルコから2都市が入っている。
2020年に27位になる:報告によれば、2020年までにイスタンブルは27位になると予測されている。アンカラは世界で87番目に経済規模の大きな街になるとされている。報告の中にある2020年の予測によれば、購買力平価と2005年の物価から、2020年にイスタンブルの国内総生産は2,870億ドルに、アンカラの国内総生産は870億ドルに伸びるであろうということである。2005~2020年の期間で、イスタンブルの年間の成長平均は5.2%、アンカラは5%になるとしている。またイズミルの2020年までの成長平均値は4.9%になるとしている。
アンカラはEUの中心ブリュッセルを抜く:PWCの調査によれば、トルコの首都アンカラは、国内総生産が420億ドルで94位になった。アンカラはこうしてアムステルダム(オランダ)、オークランド(ニュージーランド)、コペンハーゲン(デンマーク)、レシフェ(ブラジル)、ロッテルダム(オランダ)、ブリュッセル(ベルギー)のような世界でも名だたる都市を上回った。調査によれば、アンカラは2020年に経済力で87番目に大きな都市になることが予想されている。
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( 翻訳者:山本裕一 )
( 記事ID:10433 )