エジプト大使館がワシントンでフォーラムを開催
2007年03月15日付 Al-Ahram 紙

■ 在ワシントン・エジプト大使館主催のフォーラムでアメリカ人専門家:「エジプトはアジア市場並の成長市場だ」
■ 「エジプト経済はより躍動的かつより世界経済に溶け込んだものとなった」

2007年3月15日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面

【ワシントン:本紙特派員】

 アメリカ人専門家たちは、過去20年間にアジア市場がそうであったように、今やエジプトが中東における真の成長市場の代表例になりそうだと明言した。

 また彼らは、エジプトで現在行われている政治・経済改革はこうした成長を促進すると評した。

 在ワシントン・エジプト大使館が主催し、ナビール・ファフミー大使が進行役を務めたフォーラムで新アメリカ機構(The New America Foundation)のフリント・リヴェレット(Flynt Leverett)主席政治アナリストは、エジプトとアメリカの将来的展望について「10年前に比べてエジプト経済はより躍動的かつより世界経済に溶け込んだものとなった」と述べた。

 また、この地域への中国や欧州連合といった別のアクターの参入により、エジプトにはアメリカからの支援に代えて依拠できる選択肢が出てきた、と考えを明かした。

 テキサス州ヒューストン選出の民主党議員、シーラ・ジャクソン氏は、エジプトとアメリカの間には差異よりも共通点が多いと述べ、両国民間のコミュニケーションと絆の強化を呼びかけた。

 一方、エクソン・モービル社のトム・ウォーカー社長は「エジプトのここ3年半は、驚きに満ちた時期のひとつだと言える。この間にエジプト経済は大いに発展した」と語った。

 ナビール・ファフミー大使は、いくつかのアラブ諸国の役割が近年成長しつつあることは、エジプトの役割を減少させるどころか強化するものだと指摘し、エジプトは地域の各国とその国民の利益となるようなそれらの役割を支持する方向で行動するが、あらゆる問題における基盤であり続けるのはエジプトだと強調した。

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( 翻訳者:鳥居洋介 )
( 記事ID:10437 )