イラク元副大統領の死刑が執行
2007年03月21日付 Al-Ahram 紙

■ ターハー・ヤーシーン・ラマダーン元イラク副大統領に絞首刑を執行
■ イラク戦争開始以来イラクで任務についた米兵の数は87万5000人

【バグダード:ムハンマド・アル=アンワル、ワシントン:諸通信社】

 イラク政府は昨日早朝、フセイン政権で副大統領だったターハー・ヤーシーン・ラマダーンに対して絞首刑を執行した。元副大統領は80年代にドゥジャイル村でシーア派住民148人を殺害した事件で、有罪判決を受けていた。遺体はイラクのティクリート市にあるアウジャ村で、フセイン元大統領の遺体近くに埋葬された。死刑執行はイラク戦争五年目の初日にあたった。

他方でアメリカのAP通信は、過去4年間にイラクで軍務についたアメリカ軍兵士は87万5000人を超えたと指摘した。同通信によればアメリカ国防省はイラクで任務に就くアメリカ軍兵士の年齢を20~24歳の間と推定しており、2003年の戦争開始時において、彼らの大半は高校すら終えていなかったことになる。

またイギリスのインディペンデント紙は、イラクにおけるアメリカの失敗を疑い、アメリカが実現した唯一の達成はサッダーム・フセインの打倒だったと明言した。

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( 翻訳者:平寛多朗 )
( 記事ID:10456 )