日本の防衛大臣、イラクを訪問
2007年03月21日付 al-Sabah al-Jadid 紙
■ 久間防衛相、日本の支援確定のためイラクを訪問
2007年03月21日付サバーフ・ジャディード紙(イラク)HPイラク情勢面
【東京:各国通信社】
火曜、久間章生防衛相は、日本政府がイラクにおける兵站任務の延長を決定する前にイラクを訪問すると発表した。
米国によるイラク侵略を「間違い」と評した同相は、記者会見で、イラク訪問は日本が多国籍軍に提供している空輸支援の視察のためと述べた。この日本によるイラクでの任務は、7月31日をもって終了予定のところ、東京の政界はその任期延長に向け動いている。
火曜、与党自民党の政治防衛委員会は2年の延長を承認しており、これを決定するには閣議並びに国会の合意が必要であるが、安部晋三首相は、「イラク復興を支援する我々の義務を実践する必要がある」と述べて延長を支持している。
日本防衛相による、故サッダーム大統領の政権が大量破壊兵器を所有していたとの誤った仮説に基づいた米国のイラク戦争は「間違い」との評は、ブッシュ政権を苛立たせた。
ディック・チェイニー副大統領は先月の日本公式訪問中、防衛大臣と会見はせず、一方大臣は、イラク攻撃が決定される以前により慎重になるべきであったとの意で述べた事として発言を撤回した。
日本は、2003年3月の戦争開始後イラク南部に非戦闘部隊を駐留させ、この部隊が昨年撤退した後は、今年7月末までの予定で合衆国主導による多国籍軍の兵站部門に支援を提供してきた。
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( 翻訳者:十倉桐子 )
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