アラブサミットの開催
2007年03月28日付 al-Sabah al-Jadid 紙
■ 18ヶ国から国家元首が率いる代表団、リビアはボイコット、レバノンは二つの代表団を派遣
2007年03月28日付サバーフ・ジャディード紙(イラク)HP1面
【リヤド:本紙】
水曜からサウジの首都リヤドで開催される第19回アラブサミットに、18ヶ国が国家元首率いる代表団を、3ヶ国が首相、副首相による代表団を派遣した。一方、22番目のアラブ国家リビアは、アブドゥッラフマーン外相によれば「手続的に誤っている」として、サミットのボイコットを表明しているが、カッザーフィー大佐が最終的に出席する見込みもある。リビアは、前回のハルツーム・サミットにおいて、サウジは、次回サミットがエジプトのシャルムッシェイクで開催される事に合意し、リヤド主催を撤回したと主張している。国家首脳らは月曜以降リヤド入りを開始しているが、レバノンは、ラッフード大統領とセニョーラ首相が各々率いる二つの代表団を派遣しており、これはサミット史上初の出来事である。
国名のアルファベット順による参加国並びに代表名簿は以下の通り。
1.バハレーン王国、ハマド・ブン・イーサー・アール・アル=ハリーファ国王
2.アルジェリア、アブドゥルアジーズ・ブータフリーカ大統領
3.ジブチ、イスマーイール・オマル・ゲッレ大統領
4.サウジアラビア王国、サウード・アル=ファイサル外相、(アブドゥッラー・ブン・アブドゥルアジーズ国王がサミット議会を主宰)
5.シリア、バッシャール・ハーフィズ・アル=アサド大統領
6.ソマリア、アリー・ムハンマド・ガイディ首相
7.イラク、ジャラール・アル=タラバーニー大統領
8.オマーン、ファハド・ブン・マハムード・アール・サイード副首相
9.パレスチナ、マフムード・アッバースPA議長
10.カタール、アル=シェイク・ハマド・ブン・ハリーファ・アール・サーニー首長
11.コモロ連合、アハマド・アブドゥッラー・ムハンマド・サンビー大統領
12.クウェイト、アル=シェイク・サバーハ・アル=アハマド・アル=サバーハ首長
13.レバノン、エミール・ラッフード大統領
14.リビア、(ボイコット)
15.エジプト、ムハンマド・ホスニー・ムバーラク大統領
16.モロッコ王国、ムハンマド6世国王
17.モーリタニア、アリー・ウィルド・ムハンマド・ファール大統領
18.イエメン、アリー・アブドゥッラー・サーリハ大統領
19.ヨルダン王国、アブドッゥラー・ブン・アル=フサイン国王
20.アラブ首長国連邦、ハリーファ・ブン・ハマド・ブン・ザーイド首長
21.チュニス、ムハンマド・アル=ガンシー、第一首相、大統領代理
22.スーダン、ウマル・ハサン・アル=バシール大統領
この他、アラブ連盟からアムル・ムーサー事務局長率いる代表団が参加する。また、サミット来賓名簿には、パキスタン大統領、トルコ首相、マレーシア首相、国連事務総長、スロベニア外相、ポルトガル外相、湾岸協力会議議長、イスラム諸国会議議長、ロシア、キューバ、中国、ドイツ、日本各国派遣団、国連総会議長(バハレーン出身)、EU外交政策上級代表、アフリカ連合代表、暫定アラブ議会代表らが含まれる。
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( 翻訳者:十倉桐子 )
( 記事ID:10510 )