「大統領選候補は公示の日にわかる」エルドアン首相談話
2007年04月04日付 Radikal 紙
エルドアン首相は4月16日にはじまる大統領選挙に関して、党候補者は「候補者告示が始まるときに(4月16日)」明かされるだろうことを述べた。〔シリアの〕アレッポへ向かう前に、エセンボア空港で新聞記者の質問に答えた首相は、大統領選挙に関する会談予定の日程について次のように話した。
「現在は一つ一つの市民社会組織と会談を行っている。私の組織に関する調査は終わらせた。現在評価が行われている。国会議員の同僚らと考えていることだが、来週から会談をはじめ、最後の会談(4月18日に集まる予定)は中央法規行政機構(MKYK)と行う。その後、立候補手続をはじめるときに一歩を踏み出すことになるだろう。」候補者告示が4月16日にはじまり、4月26日に終わることに触れ、「公正発展党の候補者を最後の日まで明かさないままにできますか」との質問に、首相は「もうその話はやめてくれませんか」と答えた。首相は新聞記者の「少し前にあなたが話したことをそう解釈してよろしいですか」との2つ目の質問に「わかっているじゃないですか」と返答した。
4月14日にアンカラでエルドアン首相の次期大統領選立候補に反対する集会が準備されており、この集会への参加を可能にするため、イノニュ大学で試験の延期が発表されたことについて首相は次のように語った。
「議論はすべての人に開かれている。我々にとって、集会を開くことに問題はない。みな〔参加〕許可を得て、特定の問題について安心して集会を開くことができる。しかし、もしあなた方がいっていることが正しいならばだが、この国の公的機関と組織の主導で、試験〔日程〕を移す形でこのようなことを行うのは妥当ではない。なぜなら、教育機関は学問に従事するものだからだ。私ははっきりしたことは知らないが、発表された試験がこの〔集会の〕ために本当に延期されるとしたら、みっともないことだ。これは熟考する必要がある。」
■「手に負えない」
「一方で、この問題は少々手に負えない状態だ。憲法の規定を無効とみなして、山ほど出てきた団体が、いま何をしているのかはっきりしない。彼らはもちろん彼らの道を進み続けるだろう。
憲法の定める枠内で大統領選挙がはじまる日程ははっきりしている。候補者もはっきりしている。選挙がどのように行われるかもはっきりしている。政党にはどれぞれ戦略がある。この戦略の実行も最も理想的な形で行うものだ。いかに最大野党や野党が知っている限りのことを話していても、自分たちに都合のいいやり方を示したとしても、われわれは与党としてわが党の戦略を実行する。手に入れた安定が年末までつづきますように。われわれはいかなる時も、個人や組織や団体のための政治活動を目的にしなかった。こうしたポピュリスト的態度はとらなかったし、これからもしない。」
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( 翻訳者:塚田真裕 )
( 記事ID:10559 )