民族主義者行動党のバスが銃撃
2007年04月05日付 Milliyet 紙

 テュルケシュ追悼の目的でアンカラへ向かっていた民族主義者行動党のバスが、(イスタンブルの)アヴジュラル区で銃撃を受けた。

(民族主義者行動党の元党首)アルプアルスラン・テュルケシュの10周忌のため、アンカラに向かおうとしていた民族主義者行動党員乗車のバスが銃撃を受けた。バスの窓が銃弾を遮ったため、死傷者は出なかった。

事件は、メルケズ地区レシィットパシャ通りで一昨晩(3日)の23時15分頃起きた。民族主義者行動党の一団は、テュルケシュの墓参りをするためアンカラに向かおうと望んで、党のアヴジュラル区支部の付近に集合した。同党員が区支部の賃借したバスに乗車しようとしていた時、34BL2094というナンバープレートを付けた紺色の車が、彼らに近づき、バスに発砲した。銃撃での死傷者はいなかった。

銃撃の後に起こった騒動のすきに犯人らは逃げる一方で、現場へ多数の警察官が送られた。現場検証により、事件現場で3発の空の薬莢が見つかった。また犯人らが乗っていた車のナンバーから、それが盗難車であることが明らかになった。

銃撃の時バスを運転していたジェンギズ・フラットは次のように述べた。「バスを銃撃した犯人たちを目撃していない。でも犯人らは青年であったと目撃者らは言っていた。」

フラットは、テュルケシュ追悼の目的でアンカラへ向かうとし、バスの窓ガラスに当たった銃弾の跡を示し、次のように語った。「バスの窓ガラスが二重構造で銃弾を遮ったため、銃撃による死傷者が出なかったのだ。」

警察による検証の後、民族主義者行動党のバスは再びアンカラへ向かった。


Tweet
シェア


現地の新聞はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:三村麻衣 )
( 記事ID:10570 )