通信社が誤配信した大統領選アンケートは「意外な」結果?!
2007年04月07日付 Milliyet 紙

アナトリア通信社は、大統領職に関連して昨日昼に配信した調査(結果の記事)を夕方になって「誤って配信した」として回収した。

同社が配信を取り止めたのは次の記事だった:27県在住の8350人が参加した(=回答した)調査で、回答者の58.1パーセントが大統領は住民が(直接)選ぶべきという考えを示したことが判明した(※)。調査はコンヤの調査会社が行ったもので、アダナ、イスタンブル、イズミル、ブルサ、アンカラ、トラブゾン、ヴァン、コンヤを含む27県の8350人と直接面会し、国家的な協議事項について考えを問うたことが分かった。回答者の58.1パーセントを男性が占めた。回答者の58.1パーセントが大統領は住民が(直接)選ぶべきという趣旨の考えを示す一方、20.4パーセントは改選後の議会が、16.3パーセントは現在の議会が選ぶことを望んだ。残る人々は無回答だった。「誰が大統領になると思うか?」という問いに対しては、71.2パーセントが「国会議員以外の、大統領としての見識を身に着けている人物」、24.6パーセントが「必ず国会(議員)から選ばれるべき」と答えた。「あなたにとって大統領はどのような基本的資質を持っていなければならないか?」という質問には、45.9パーセントが「経済をコントロールでき、(特定の勢力から)独立し、トルコを世界のリーダーにするという自覚を持ち、民族的・精神的な価値観との調和の取れた、経験豊富な人物」という形で回答。15.5パーセントが民族主義者、愛国者で伝統的な価値観の持ち主であること、また12.4パーセントが自由主義者で世俗的、民主的、現代的であることが必要であるとの考えを示した。

■「できるなら大統領選挙で誰に投票したか?」

「(国民が直接投票できる)大統領選挙があるとすれば誰に投票していたか?」という問いに対する回答からは興味深い結果が出た。政治活動を禁じられているネジメッティン・エルバカン元首相が19.2パーセントでトップに立つ一方で、デニズ・バイカル共和人民党党首が13.6パーセントで2位、3位には11.6パーセントでトルコ大国民議会のビュレント・アルンチ議長が選ばれた。レジェプ・タイイプ・エルドアン首相は11.3パーセントで4位、アフメト・ネジュデト・セゼル大統領は11.2パーセントで5位だった。


(※)大統領は現在、トルコ大国民議会(=国会)の投票で選ばれている。

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( 翻訳者:穐山 昌弘 )
( 記事ID:10589 )