世界イスラーム会議閉幕、イスラエルによる聖地侵害の即時停止を求める
2007年03月31日付 Al-Ahram 紙
■ 88カ国の代表が出席した世界イスラーム会議が閉幕
■ イスラエルに占領の終結とアル=アクサー・モスクへの侵害停止を求める
昨日閉幕したイスラーム問題最高評議会の第19回会議は、全ての国際的な組織や機構、中でも国連安保理と総会およびユネスコに対し、アル=アクサー・モスクに対するイスラエルの犯罪行為を阻止し、現在行われている破壊と改変の即時停止を求めた。また88カ国の代表が参加した同会議は、自由主義諸国と国際諸機関に対し、イスラエルによるパレスチナ領土の占領終結と、パレスチナ国民に課している経済封鎖の解除を求めた。
また同会議は平和目的の原子力保有はあらゆる国が有する権利であると強調し、世界のいかなる場所においても原子力兵器製造は禁止するよう呼びかけた。そして国連と国際原子力機関(IAEA)に、中東地域から原子力兵器を廃絶するというエジプト、アラブ世界、イスラーム世界の要請を実現するよう訴えた。
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( 翻訳者:平寛多朗 )
( 記事ID:10599 )