ペロシ米下院議長がサウジアラビアを訪問
2007年04月07日付 Al-Nahar 紙

■ ペロシ米下院議長、サウジ国王とアラブ和平提案やレバノン情勢について議論

2007年04月07日付アル=ナハール紙(レバノン)HP1面

【AP、AFP】

 アメリカのナンシー・ペロシ下院議長はサウジアラビアのアブドゥッラー・ビン・アブド・アル=アズィーズ国王とレバノン、シリア、イラク、パレスチナの情勢について議論し、国王が任命した諮問評議会を訪れ、サーリフ・ビン・アブドゥッラー・ビン・ハミード議長の座席に着席した。

 ペロシ議長は記者たちに「アブドゥッラー国王との議論は中東和平のための国王自身の提案とサウジアラビア提案に集中した」と発表し、「多くの交渉が引き続き行われるべきだが、私たちはこの問題での国王の主導的な役割を称賛した」と述べた。

 また、会談ではダルフールとソマリアの紛争解決のためのサウジ国王の努力も取り上げ、「私たちはレバノン、シリアの情勢についても、和平の方向へ進みつつ公正を保証することについて長い間話し合った」と述べた。

 先週リヤドで開催されたアラブ・サミットで、アメリカ軍のイラク駐留についてアブドゥッラー国王が「不法な占領だ」と表現したことについて言及がなされたかという質問には、「そのことについては話していない」と答えた。

 サウジ国営通信社(SPA)は、サウジ国王はペロシ議長をリヤドから40キロメートル東にあるジャナーディリーヤの自分の農園に迎えたと伝えた。

■ 諮問評議会

 ペロシ議長は全て男性の150人のメンバーからなるサウジ諮問評議会を訪れ、メッカの大モスクの前にある議長の座席に座り、「ここからの眺めは美しい」とコメントした。

 ペロシ議長は明るい緑色のスーツを着て評議会のホールを視察して回った。サウジアラビアでは外国の要人以外の女性訪問者には黒いアバーヤを着用しないことは許されていない。その後ペロシ議長は評議会議員12人と1時間会談した。

 サウジアラビアで女性には禁じられている地位についていることに関して心情を尋ねられると、ペロシ議長は「私はアメリカ合衆国で200年経ってようやく女性の下院議長が誕生したことがとても嬉しい。そうなるまでには長い時間が必要だった」と答えた。

 サーリフ議長は、サウジでは宗教者は女性との握手を差し控えるという理由でペロシ議長と握手しなかったが、ペロシ議長はその他の諮問評議会議員と握手した。

 アメリカ・サウジアラビア友好委員のアブドゥッラフマーン・アル=ザーミル会長は、「改革とは諸々の段階を一気に突破してしまうことを意味するのでない。私たちは一歩一歩実施していく」と述べた。これは女性の参加を禁じた部分的な地方選挙の実施以外は実現していないサウジアラビアの改革の歩みについて言及したものである。

 サウジアラビアはレバノン、シリア、パレスチナ自治区、イスラエルを含むペロシ議長の中東歴訪の最終訪問地である。彼女のシリア訪問はホワイトハウスで激しい批判を引き起こした。

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( 翻訳者:香取千晴 )
( 記事ID:10605 )