ビュユクアヌト参謀総長、理想の大統領候補者像を語る
2007年04月13日付 Radikal 紙

・今まで大統領選について、どんな形であれ、誰とも全く話してこなかった。選出される大統領はトルコ国軍の総司令官でもある。であれば、国軍にも密接に関心を抱かせるものである。
・一国民として、また国軍の一員として、表面的ではなく本質的に共和国に値する人物が選ばれるよう願っている。これ以上について言及する立場にない。

ビュユクアヌト参謀総長は、トルコ国軍の総司令官を兼任する大統領の選出について沈黙を破った。参謀本部で行われた会見で同参謀総長は、「表面的ではなく本質的に共和国に値する人物が選出されるよう願っている」と話した。

防衛に関する談話が終了した時に、同参謀総長は、メディア関係者にまず聞かれる質問ぐらい分かっていると述べ、次のように話を進めた。

■ 私は全く口を開いて来なかった

今まで大統領選について、どんな形であれ、いかなる場所でも、そして誰とも全く話してこなかったが、一つ申し上げたいことがある。国軍については、メディア関係者だけでなく国民も良く知っている。我々の基本的な考えや価値観が、共和国の原則、政教分離原則に沿っていることを知らない人など恐らくいまい。この問題に我々がいかに敏感かを国民は良く知っているのだ。

■我々の総司令官になる

もう一つの重要な問題は、選出される大統領は同時にトルコ国軍の総司令官でもあるということだ。であれば、選挙は国軍にも密接に関心を抱かせるものである。次期大統領兼総司令官が、国軍と国民が成員である共和国の基本的な価値に、つまり憲法に明記される世俗的・民主的・社会的法治国家の理念や国家の一体性に沿う者であり、だが表面的ではなく本質的に、そうしたことを言動に反映させる人物が選出されるべきだという考えを明らかにしたい。

もちろん、規則、憲法や法を、大統領がいかに選ばれるのかを、全てを知っている。一国民として、また国軍の一員として、表面的ではなく本質的に共和国に値する人物が選出されるよう願っている。次期大統領についてこれ以上言及する立場にない。法的にもそういった権利をもっていない。


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( 翻訳者:永井ひとみ )
( 記事ID:10641 )