大統領選立候補の締切は4月25日24時
2007年04月13日付 Milliyet 紙

「大統領への立候補表明を我々は4月26日まで待つことになるのですか?」という質問に対してエルドアンは以下の様に応じた。「もちろんそうです。立候補の最終申請はご存知の通り4月25日24時なのですから。」

レジェプ・タイイプ・エルドアン首相は、大統領候補者が明らかにされるのに、4月26日まで待たなければならないのかどうか尋ねられて、こう回答した。「そうです、待つことになります。候補者の最終申請は4月25日24時です。」エルドアンはまた、「最後の最後まで待つのですか?」という質問に対して、「明言は出来ないが、そうでしょう。」と述べた。
エルドアンは、昨日トルコ農業信用中央組合の第八回臨時総会を後にする際に、質問に答えた。エルドアンはある新聞記者の「我々は大統領選の立候補表明について、今後どれだけ待つことになるのでしょうか?4月26日まで待つのですか。もしくは来週明らかになるのでしょうか?」という質問に対して、「もちろん待つことになります。最終申請は、ご存知の通り、4月25日24時ですから。」と述べた。
エルドアンは、大統領選では国会で367名の国会議員の出席が必要になることに関する議論に言及されると、「憲法においてはあらゆることが明快である。」と述べた。
首相は、昨日大統領選のプロセスに関して公正発展党員たちの意向を伺い続けた。エルドアンは会見で、まず確実であると予想される立候補について、驚きの発表を行った。

私どもには、「大統領に!」などという煩いはありません。

「私には大統領の地位にたいしても、首相という地位にたいしても何ら欲はありません。私は国民のために存在する人間です。こうした人間はこれらのことに欲を持ちません。私どもには「大統領に!」などという煩いはありません。私どもが考えることは、国民の収入を1万ドル以上にすることであり、尊敬され、繁栄し続ける国を作ることである。私の目標は、国家に貢献することであります。」
大統領になる人間は、トルコ国民7300万人を愛情持って受け止めることが必要です、と述べたエルドアンは、ある国会議員の「我々の名誉首相になって下さい。」という申し入れに対して、「そのような事は出来ない。」と答えた。首相が国会議員たちと行った会合において、早期選挙をめぐるさまざまな議論についても、話し合われた。首相は、「我々が会合をもった高等選挙委員会は否定的に見ている。委員会は選挙が11月4日に行われることを望んでいる。」と説明した。

法務省はエルドアンの訴訟情報を望んだ。

法務省は、イスタンブルとアンカラの検察庁へ書簡を送り、レジェプ・タイイプ・エルドアン首相に関し1985年から2006年の間に争われた訴訟とこの訴訟の結果を5日以内に開示することを要求した。
『ビルギュン』紙の記事によれば、「大至急」との注意が付された3月27日付けの書簡には、共和人民党のケマル・クルチダルオール議員の質疑が発端で、様々な情報が請求されたことが記されていた。だが、この情報の申し入れが、返答期間を過ぎた後に(校閲者註)(各検察庁に実施するよう)要求されたことは、エルドアンが大統領候補となることに対し、法的な準備がなされたと解釈された。

註) 4月12日付けの「ビルギュン」紙によれば、質疑をだしたCHPのクルチダルオール議員の談話として「質疑を3月3日に提出しました。質疑は議会の内規によれば15日以内で返答されなければなりません。(今回のことは)この期間をかなり過ぎています。ともかく結果を待ちましょう」と伝えている。

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( 翻訳者:藤巻晋也 )
( 記事ID:10642 )