エルドアン首相、「国民の大半はセゼル大統領発言を支持しない」
2007年04月15日付 Zaman 紙

(レジェプ・)タイイプ・エルドアン首相は、アフメト・ネジュデト・セゼル共和国大統領の「体制が危険にさらされている」という考え方を、人びとの大部分は支持していないと語った。

経済的・政治的観点からみて、トルコは最も堅実な時代を迎えていると話したエルドアン首相は、「いったいなぜ、体制が危険にさらされているのか?」と尋ねた。

エルドアン首相は昨日(14日)ドイツへ発つ前に、アタテュルク国際空港で新聞記者たちの質問に答えた。セゼル大統領が士官学校で話したことについて質問を受けた同首相は、以下のように評価した。

「正直、親愛なるセゼル共和国大統領のこの考えを、トルコ共和国の国民はほとんど支持していない。現在トルコは最も堅実な時代を迎えている。経済的にも政治的にも。いつたいなぜ、体制が危険にさらされているのか?このような見方は、正直いって非常に不適切であると感じている。」

エルドアン首相は、体制と経済は相互に関連しているとし、「政治的に不安定な国で、民主主義が危機的な状態にある国で、経済の急速な発展を記録することは可能であろうか?経済というのは、民主主義と同体である。体制が堅実なので、経済は目下堅実に発展しているのである」と話した。

エルドアン首相は、数日前にアンタリヤ空港が、公開入札によって17年間32億ドル(約3800億円)で賃貸されたことを想起させ、こうした発展は、国家が堅実で、安定し、そして安全が保障されているために記録されたものであると説明した。同首相は、「体制が危険にさらされている」社会に外国人がやって来て、投資をすることはありえないとし、「ともかく親愛なるセゼル共和国大統領の考えとして記憶されていくだろう」と話した。


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( 翻訳者:丹羽貴弥 )
( 記事ID:10651 )