■ イスラエルの戦闘機がジャバリヤ東部に激しい攻撃
■ エジプトはイスラエルの空爆を批判し、状況をさらに複雑化すると警告
2007年04月08月付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面
【ガザ:アシュラフ・アブルホウル、占領下エルサレム:諸通信社】
11月の停戦以来、最も激しいとされるイスラエル軍とパレスチナ抵抗勢力間の戦闘が起き、イスラエルの軍事ヘリコプター四機がガザ地区を空爆、ガザ地区北部に位置するジャバリヤ難民キャンプ東部でパレスチナ人群集に向けて4発の空対地ミサイルを発射した。この攻撃でパレスチナ解放民主戦線(DFLP)の軍事部門、祖国抵抗軍の幹部一名が殺害された。
パレスチナのマフムード・アッバース大統領は治安部隊に対し、ガザ地区内部からイスラエルの都市や町に向けたミサイル砲の発射を防止する努力を強化するよう呼びかけ、「各方面、特に大統領警備隊と国家治安部隊が協力して治安と安全を広め、治安の混乱を終わらせ、ミサイル砲の発射を停止させるため、最大限の努力を行うことが必要である」と語った。
カイロではアフマド・アブルゲイト外相が、ガザ地区北部に対するイスラエル戦闘機の上空からの攻撃の実行と、ジャバリヤ難民キャンプ東部にイスラエル占領軍の戦車隊が侵攻したらしいと言われている事態を批判した。
外務省が発表した声明の中でアブルゲイト外相は、自制と停戦維持の必要性を強調し、イスラエル側に対して状況を複雑化させるだけで、和平プロセスを正常な道筋に戻すために必要な環境を再生させようと続けられている努力にとって何らプラスにならない、このような行為の停止を求めた。
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( 翻訳者:工藤章 )
( 記事ID:10656 )