■ エジプト内外のコプト・キリスト教徒、復活祭を祝う
■ 国家の団結への侵害行為に対するムバーラク大統領の警告に大きな関心
2007年04月09日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面
愛と平和に満たされた雰囲気の中、エジプトや各国に住むコプト・キリスト教徒たちは昨日、輝かしい復活祭の日を迎え、各国駐在のエジプト大使たちはこぞってホスニー・ムバーラク大統領からコプト教徒宛の書簡を届けた。
その書簡の中で大統領は、歴史ある団結したエジプト社会を共に構成し、平等に国民としてのあらゆる権利を享受し、「信仰は神に、祖国は全ての人に」と信じるエジプトのムスリムとコプト教徒の団結を強調し、その団結を侵害する行為に対し警告を発した。
復活祭に際しアフマド・ナズィーフ首相やアズハルのムハンマド・サイイド・タンターウィー総長をはじめとした複数の政府高官がカイロのアッバースィーヤ地区にあるマルコス大聖堂を訪問し、コプト教会の総大主教であるアレキサンドリア総主教・シュヌーダ3世に祝辞を述べた。
ナズィーフ首相は訪問の後、「エジプト国民は憲法改正により我々全員がエジプト国民であり、我々は共に祖国に価値を認め、その防衛を重んじるということを確認した」と述べ、国家を形成する両教徒が親密な関係にあることへの喜びを表明した。
ワシントン、ニューヨーク、ウィーン、パリ、クウェイトといった各国の首都や都市においても移住したコプト教徒たちが復活祭の祝典を行った。
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( 翻訳者:垣平浩明 )
( 記事ID:10665 )