■ カザフスタンの基地からエジプトの人工衛星を成功裏に発射
■ 科学調査と都市計画・開発を目的とする衛星「Egyptsat-1」
2007年04月18日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面
昨日、科学調査と画像撮影を旨とするエジプトの衛星「Egyptsat-1」が、カザフタンのコスモドローム基地から成功裏に発射された。同衛星はカイロ時間午前9時2分に軌道に達し、二度交信を行って完全に作動することが確認された。
ハーニー・ヒラール高等教育相兼科学研究担当国務相は「科学衛星Egyptsat-1は、複数の衛星のひとつとして打ち上げられた」と述べた。
一方、リモートセンサー・宇宙科学国家機構のアイマン・ドゥスーキー会長は、スヘイル・ヘダーヤト本誌特派員に対し、この人工衛星は科学調査を旨としており、都市計画や農業計画のため、エジプト領土の衛星写真を撮影する任務にあたると語った。また、自然現象や砂漠化の監視に加えて宇宙研究分野や先進テクノロジーの分野における研究リーダーの訓練と育成、エジプトに宇宙工学を根付かせ、その分野においてエジプトが役割を発揮できるようにすることなどにも寄与するであろうと強調した。
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( 翻訳者:平寛多朗 )
( 記事ID:10681 )