「独立行進曲」記念碑の除幕式
2007年04月23日付 Yeni Safak 紙
トルコ大国民議会の決定により制作された「独立行進曲」記念碑除幕式が、トルコ大国民議会議長ビュレント・アルンチ、首相レジェプ・タイイプ・エルドアン、正道党党首メフメト・アアルにより執り行われた。
除幕式典には副首相兼外相のアブドュッラー・ギュル、同じく副首相兼国務大臣のアブデュッラティフ・シェネル、国務大臣のベシル・アタライ、同じくキュルシャド・トゥズメン、財務大臣ケマル・ウナクタン、通商産業大臣アリ・チョシュクン、法務大臣ジェミル・チチェキ、トルコ国民議会各会派代表議員、正道党党首メフメト・アアル、公正発展党と祖国党の会派代表らそして多くの国会議員らが臨席した。
除幕式にあたっての演説で、エルドアン首相は、4月23日の「国民主権とこどもの日」が全国で盛大に祝われたと語り、アーキフ(メフメト・アーキフ「独立行進曲の作詞家」)の詩の一節が大理石の記念碑に素晴らしい形で刻まれたとも述べた。
トルコ大国民議会議長ビュレント・アルンチは、記念碑が除幕されたことをとてもうれしく思うと語り、「独立行進曲」は1912年3月12日に採用されたと述べた。またアーキフがブルドゥル選出の国会議員であったことに触れ、「独立行進曲」が憲法の中の「不変の条項」の一つであることを、強調した。
国会の中に、「独立行進曲」の碑がなかったので残念に思っていたと語るアルンチ議長は、議長府での話し合いの結果、制作を決定したと語った。議長はまさに「独立」の象徴である「独立行進曲」の記念碑がなかったことは、非常にさびしかったと述べた。
ミーマール・スィナン大学美術学部のフェリト・オズシェン教授に依頼されることになる記念碑の制作は、トルコ大国民議会議長府により、2006年12月13日に決定された。
「独立行進曲」の2節とトルコ大国民議会のロゴが中央に刻まれた記念碑では、トルコ大国民議会のロゴを手の上に描いている人物のそばに「主権は無条件に国民にある」という言葉も添えられている。
記念碑の西側には、独立と自主の精神を受け継いだ今日の若者の、国民としてのプライドと国旗への愛着をシンボライズした、旗を持つ二人の若者の肖像ある。トルコ国民の核とも言うべき家族の肖像により、国民主権が侵されないよう尽力する議員を自由意志で選び出し、独立のための闘いを遂行することがシンボライズされている。またこの場に来て「独立行進曲」の詩に目をやり、トルコ国民としての喜びを共にするや、この作詞家で、偉大な詩人であるメフメト・アーキフ・エルソイが思い起こされることになる。
式典の最後に、トルコ大国民議会議長ビュレント・アルンチが記念碑を制作したフェリト・オズシェン教授に記念の銘板を手渡した。
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( 翻訳者:石丸由美 )
( 記事ID:10710 )