203名の国会議員、〈社会的安全向上計画〉への支持を表明
2007年04月26日付 Iran 紙
【政治部】203名の国会議員は大統領に宛てた書簡の中で、〔政府が〕社会的堕落と道徳的危険への対決姿勢を強めていることに支持を表明、〔治安維持軍を管轄する〕内務省及び治安維持軍に対し、この措置を貫徹・継続するよう求めた。
大統領に宛てた同書簡の中で、議員らはさらに「ご存知のように、社会的堕落と道徳的危険、腐敗・腐蝕した姿格好は、〔イランの〕宗教的人民主権体制と価値体系、そして力あるイスラーム社会に対する根本的挑戦に他ならない」と論じ、さらに「つまり、イスラーム国家の純潔なる子供たち、開花したばかりの若者たちは、敵の文化的襲撃に遭い、虐殺されんとしているのである」と明言した。
同書簡はまた、「ヘジャーブを身につけぬ植民地主義的現象が蔓延し、腐敗し腐蝕した姿格好が跋扈し、アヘンのごとき悪魔の物質が流通するならば、社会の健全さは危機に直面するであろう。われわれすべては、特に体制関係者は、社会を守るために必要な努力を行う必要がある」と強調している。
議員らはさらに、内務省及び治安維持軍が法的義務を果たし、道徳的規範の乱れや社会的危険の横行、一部の少数者による放逸なる振る舞いへの取締りを強化したことを、国民や国会は支持しているとして、内務省・治安維持軍への謝意を表明した。
議員らはまた、黙認することなく毅然とした態度で、〔社会的安全を脅かす者に〕イスラーム刑罰を科し、〔治安維持軍による取締まりを〕十分に支援するよう、司法関係者に期待を表明した。
▼ 市民の87%は〈社会的安全向上計画〉の継続を望む
他方、首都警察長官は、「調査によると、市民の87%は〈社会的安全向上計画〉への支持を表明しており、同計画の継続を望んでいる」と述べた。
アフマド・レザー・ラーダーン司令官はさらに、〈社会的安全向上計画〉は成功であったとした上で、「同計画の実施によって、公の場所で好ましくない服装をした者の数は激減した。われわれの目的は実現されつつある、ということだ」と述べた。
同長官はまた、計画の終了時期について、「社会から誤った服装が一掃され、状況が改善されるまで、この計画を継続するつもりだ。とはいえ、治安維持軍がこの計画をどのように実施するかは、状況に応じて変わるだろう」とした。
〔後略〕
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( 翻訳者:斎藤正道 )
( 記事ID:10736 )