イスラエル首相、パレスチナ大統領との会談を治安問題に限定
2007年04月14日付 Al-Nahar 紙

■ オルメルト首相、アッバース大統領との会談を治安問題に限定、アラブ連盟作業グループとの話し合いを検討

2007年04月14日付アル=ナハール紙(レバノン)HP1面

 イスラエル政府は日曜日に行われる予定のエフード・オルメルト首相とパレスチナのアッバース大統領との会談に先立って、最終的地位交渉の主要な三つの問題、すなわちパレスチナ国家の国境画定、エルサレムの地位、難民の処遇については協議事項に含まないと発表した。またイスラエル政府は、イスラーム抵抗運動ハマースへ資金が渡らないようなメカニズムが確立されないかぎり、バレスチナ自治政府への資金送金は実施しないと強調している。

 パレスチナ側とイスラエル側の双方は、話し合いが治安問題と捕虜交換の問題に限定されると予測している。

 「イディオット・アハロノート」紙は、アメリカのコンドリーザ・ライス国務長官が、来る5月にこの地域へ再び戻ってくるだろうとの見通しを示している。

 またイスラエル政府高官らが明らかにしたところによればオルメルト首相は、土地と和平の交換の原則を基礎とした包括的な協定について交渉を試みる可能性があるアラブ連盟の作業グループとの話し合いをアメリカ政府の支援の下で実施することを考えているという。

(後略)

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( 翻訳者:河上直衣 )
( 記事ID:10745 )