「世俗主義擁護」の軍参謀総長発表に野党の反応
2007年04月29日付 Hurriyet 紙

参謀本部が発表した「真夜中の警告」により、各政党の党首をはじめとして政治家たちは眠れない夜を過ごした。

■政治とは調整である
共和人民党デニズ・バイカル党首
トルコの民主主義と共和制は、調和のなかでともに生かされるべきものなのです。政治を行っているのです。政治とは相談することであり、協議することであり、調整して合意にいたることです。「自分の意見だけを述べて、人の意見に耳を傾けたり、妥協したりしない姿勢」は、政治、民主主義、共和制に対して有益ではありません。

■選挙に行くことが必要
祖国党(ANAP)エルカン・ムムジュ党首
この国は危機に直面しています。解決法は、直ちに選挙を行うことです。大統領府に上りたい者は、選挙の過程で立候補を表明するべきです。国民はそれによって投票します。私たちはこの全過程をとおして、民主主義を支持することをもう一度、宣言します。

■選挙による解決を
正道党メフメト・アアル党首
トルコがあらゆる問題を、国民主権の下、我々が常に望む選挙という手法によって解決していくことが妨害されてはなりません。参謀本部からこのような声明が出されるとは思ってもみませんでした。私の政治手法では、国民主権以外のいかなる方法もありえません。

■トップ会談が必要
民族主義者行動党デヴレト・バフチェリ党首
セゼル大統領がよびかけ、議会の各政党党首の参加を得て、緊急に「民主主義、安定、安全保障、合意のためのサミット」 が行われるべきです。ここで総選挙の早期実施プロセスと、どのような政治体制で選挙を実施するのが適当なのかについて、議論されるべきです。

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( 翻訳者:永山明子 )
( 記事ID:10762 )